「仕事に本気で取り組まないから好きにならない」という洗脳を論破する!

色々と狂ってるなと思って聞いてますわ
 
 
 
どうも!今まで数々のブラック企業を転々とした経験を持つAtusiです!
 
 
就職して仕事をしていた時に

 
「お前が仕事が好きじゃないのは仕事に本気で取り組んでないから」
 
「本気で仕事に取り組めば好きになって仕事は楽しいぞ」
 
 
なんて事を言われた事があります
 
 
SNSとかネットを見ていると似たような話が出てくるのでおそらく言われたのは私だけではないと感じますね
 

しかし当時からおかしいことを言っていると肌で感じていたし、現在でもやっぱりおかしいとしか思えないんですよね
 
当時は仕事して疲れ切っていたこともあって漠然とした感覚でしか理解できていませんでしたが、現在の余裕を持った状況であれば何がどうおかしいということについて明確に言葉に出来るなと感じました
 
 
今回は当時漠然だったものを、明確に言葉にして記事にしようかと
 
 



好きだから本気になるので因果関係が逆

いつも感じていたことですが、本気で取り組むから好きになるのでは無いんですよね
 
逆に好きだからこそ本気になれるのだから因果関係が逆なのです
 
 
因果関係が逆転していると、逆の事をやったからといって片方がそうなるとは限らないんですよね
 
 
わかりやすい例えを出すなら、ブラック企業が仕事を頑張れば給料を上げてやるって言って上げないのと同じです
 
給料が高ければ頑張るけど、低かったら頑張ろうとは思いませんよね? 

 

何のために仕事をしている?→「金」

この言葉の次によく出てきたのが
 
 
「好きでもないし本気にもなれないような仕事を何のためにしている?」
 
 
という質問が高確率で飛んで来るのですが、間違いなく金以外の目的はありません
 
 
私を含めて大体の人間は遊べるとまでいかなくても生活に支障の無いくらいの金があれば間違いなく嫌な仕事なんてしないでしょう
 
それでも働くというのは生きるために仕方なくやっているからでしかありません
 
 
もしそんなに夢中になって好きな仕事であれば雇われなんぞでやるよりも自分で好き勝手独立してやったほうがもっと好きになって成果が出せますからね
 

  

最初に楽しさが分からないものに本気で取り組んでも大体楽しくない

一度だけ上記の言葉に従って楽しいと思わない仕事に関して本気で取り組んだことがありましたが、大体は楽しさというのは上がらないんですよね
 
厳密に言えば本気で取り組んでないときよりも楽しさ(?)を感じる場面はゼロでは無かったけど限りなくゼロに近いと言っていいくらいで、1%増えたかな?とかそういう次元
 
倍の労力を使って1%も増えないとなると割に合わないんですよね
 

例えるなら外食した時に倍のお金を払ってメシの量が1%増えるってのを割に合うと考えられるかどうかということに近いのです
 
私なら間違いなく割に合わないと感じますし、倍の労力を使うのであればせめて2.5倍くらいのリターンが無ければやらないほうがマシなんですよ
 
 
そもそもそんな最初から楽しめない時点で、そんな物事に本気で取り組んでも大体は楽しくなることはありません
 
楽しくなるようなことなら最初から気がついて全力を出してますって・・・ 

 

終わりに・結局はやりがい搾取したいだけ

結局のところはこういうことを言うのは、好きな仕事だからどれだけやらせてもいいという発想でやりがい搾取を行いたいのを正当化しようとしているだけなんですよね
 
実際は好きだろうがなんだろうが拘束している時間で賃金を支払うのは当然だったり、長時間労働に従事させている時点でおかしなことですが・・・
 
 
なので会社や老害に「本気で取り組まないから仕事が好きにならない」という戯言は全て無視していいんですよね
 
少なくとも個人でやることならそもそも嫌いな事を選択肢無いでしょうし、雇われであれば嫌いでもお金のためにするという前提があるのでそもそも好きでいる必要は無いのです
 
 
ある程度許容できるくらい嫌いだからこそ、仕事とプライベートをきっちりと分けておけるという利点もあると言えますし、会社員では好きという気持ちは利用されるだけでしか無いですし、自発的に出たものなら別にいいでしょうけど、強制されて出すようなものでは無いと断言できます
 
 
むしろこういうことを言う会社は例外なくやりがい搾取を行おうとする会社ばかりなので、そういう被害が出る前に転職をした方が良いと言える会社ばかりでしたので、言葉を聞いた瞬間から辞める準備をするくらいでちょうど良いでしょう

  



  

 

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