派遣から直接雇用を狙うのは正気ではない
どうも!かつて派遣の経験も持っているAtusiです!
社畜時代に次が決まらない時に「派遣でも正社員になれるチャンスがあるからいいんじゃないの」と実情を知りもしない人からアドバイスを受けて派遣に言った経験があるのですが
派遣から正社員(直接雇用)なんて絶対にされるわけがない
と肌で感じましたね
上記のようなアドバイスをする人間を未だに沢山見かけますが、全員世間知らずで現実が見えていない頭がお花畑です
そういう人間は確実に派遣の実情を知らないから的はずれな事が言えるのだと確信しましたね
直接雇用をされた時のメリットって
・雇用主から派遣先になる(給料貰う場所が変わるだけ)
・ボーナスが出るかもしれない(出ない可能性の方が大きい)
とまぁ実際はそんなに恩恵が無いんですよね
時給が月給になるとか話もありますが、どうせ総合ではもらえる額もそんなに変わりませんし・・・
私の居た所は時給固定だったみたいですけどね
今回は、派遣労働から本社への直接雇用を狙っているのであれば、今すぐそんなバカな事を辞めて、普通に転職活動をすべきという事を書いてみようかと
派遣から直接雇用される割合は10年に一人
私が実際に派遣に行っていた所も、
「派遣雇用から正社員のチャンスあり」
という看板を掲げて居たのですが、まずそういう話はありません
在籍してた期間が半年と短い事もあったのですが、派遣の規模もそこまで大きくないので、同じ派遣先に行っている同一の会社の人間ならある程度の人事は分かるくらいでしたので、そんな状態でも誰一人そういう声があった気配すらしないってことは無いという証拠
一部の本社の人間と仲良くなったのでどれくらいの人間が正社員になったかを聞いてみると10年に一人居たかどうかという状態・・・
確かに看板に掲げた事は嘘では無い。とは言え悪質であることには違いないんですよ
10年の間に一回だけ1000円のボーナス渡して「賞与実績あり」って言ってるようなものですからね
ストレートに言ってしまえば無いのと一緒
低賃金で役員クラスの働きをすれば雇用される可能性があるとか・・・
私が派遣をやっていた所は3交代に残業ありだったので流石に最低賃金という事はありませんでしたが、それでも時給1200円と労働内容から見れば全然割に合わない労働だと確信を持って言える
そしてその10年に1人がどのように採用されたかというと、派遣の立場でありながら役員クラスの仕事をこなしていたという事
派遣の賃金で役員の仕事をさせている方もどうかと思うのですが、そこまでやってやっと本社の平レベルの雇用
本当なら年500~1000万くらいの仕事を行ってやっと300万を超えるかどうかという見返り
派遣というのは雇用主が安く抑える為に使う制度ですがここまでピンハネしてると思うと・・・
5年超えて有期労働者が申請すれば直接雇用出来るは実は嘘
派遣労働者というのは基本的に使い捨て前提なので人権無視レベルの過酷な労働で、20人居ても半年で全滅するような労働のやり方です
そんなハードワークを5年もまず乗り越えられるかどうか怪しい、というか無理の領域に入っていますので継続そのものが困難です
労働基準法18条に、期限付きの労働者が5年働けば無期限労働者になるという書き込みは確かに存在するのですが、コレって実は正社員ではなく、ただ単に無期限労働者になるだけで派遣と何も変わらないんですよ
しかも何かあれば真っ先に切り捨て対象になるとか悪い部分は大半引き継いで改善はされていません
厳密に言えば多少は改善されるんでしょうけど、明らかに労力に見合うものでは無いようなモノ
更に派遣業界は無法地帯なので、5年経過する前に一度契約を打ち切り「4年と11ヶ月の経験を持った新人」なんて事も平気でしますからね
5年を超えないように労働者をこき使う場所が本当に大半で、目の前に大して美味しくもない餌をぶら下げて没収なんて事も・・・
5年後あるかどうか分からない餌につられていざ餌が無いとしても法律違反では無いため会社は知らん顔すれば労働者の人生を狂わせる事が出来ます
というか現状ではその可能性が無茶苦茶高い
終わりに・そんな非効率な事するよりも普通に正社員目指したほうが得
という訳で派遣から直接雇用を狙って頑張るという働き方は得策ではありません
月給はぱっと見では正社員よりも多く出る傾向にあるので、短期間でやりたいことの為にってなら派遣もありでしょうけど、これに人生を委ねるのははっきり言って滅茶苦茶危険
そんなハイリスク・ローリターンな事にすがるくらいであれば、まだ若さがある内に転職を試みて正社員での雇用を目指すべき
私の経験上、仕事を短期間でどれだけぽこぽこ辞めたとしても、短期間で辞めたマイナスよりも若さのほうがプラスに働く事が多いと感じたので、若さがある内にさっさと動いたほうが良いんです