ブラック企業ほどこういう言葉を使いたがりますね
どうも!数々のブラック企業を転々としてきたAtusiです!
仕事をしていると上司から
「仕事は絶対に妥協するな!」
ということを言われたことがあるという人は結構多いと思います
結果から言うと妥協するなって言われる職場ってのは大体ろくでもないゴミカス底辺のブラック企業が本当に多いです
なんというか「妥協しないことがプロの証!」みたいな手抜きとかを害悪とみなす職場が多いんですが、ぶっちゃけ妥協しないことって全然美徳でもなんでもないのです
今回はこの「妥協するな!」って言われる職場はどうしてブラック企業になりやすいのかということを記事に書いていこうかと!
妥協しない過剰品質で苦しいだけ
仕事に関して妥協をしないというのは、一見すると素晴らしいことのように思うかもしれませんが、私自身がそういう職場で働いていた時に感じたのは、そこまでしなくていいのに・・・みたいなことをやってる職場が多いです
製造で言えば過剰品質って言葉がしっくりきますし、その他でも必要以上に力を入れるということがあるのです
妥協しないことってのは一つの仕事に対してだけ見ればいいことかもしれませんが、コストパフォーマンスが全くあってないことが多いです
80%の仕事なら50の体力でできるけど、100%の仕事なら300の体力を使う。みたいな感じで詰めれば詰めるほどしんどいだけですがそれに見合った効果はないということです
過剰品質を求める職場で働いたことがあるのですが、本当に無駄に神経を張り巡らせたりして消耗が激しかったです
延長線にあるのは「給料が低くても仕事は手を抜くな」
そしてブラック企業ほど「妥協をするな!」ということをたくさん言ってきますが、これの延長にあるのは
「給料を1円でも貰っていればプロなんだから妥協をしてはいけない!金をもらった以上は額が小さい大きいにかかわらずきっちりやるべきだ!」
ということを言ってくる職場が多いです
より縮めれば「少ない金でも最高の仕事をしろ!」ってことなんですよ
ブラック企業からすれば賃金を抑えてたくさん過剰に働かせていい品質のものを作れればそれでいいですし、それをプロとかそういった言葉でごまかしてるところが多いのです
そして妥協をしない会社にありがちなのは、上記に書いた体力やコストといったことがかけても割に合わないところまでつぎ込むことで、利益率が落ちてしまい、それを挽回するために数を回す方向ではなく品質を高めようとする間違った方向に力を入れ、さらに利益率が落ちるという悪循環に陥ります
そうして落ちた利益では人を雇えなかったり今いる従業員にしわ寄せが行くのでブラック企業になるということです
私自身がいろいろな会社を見てきましたが、ブラック企業ほど必要以上に仕事に妥協を許さず、ホワイト企業はある程度の線引きまで出来たらそれでOKみたいなところが本当に多いなと感じますね
むしろプロほど妥協してそこそこの成果を高速回転させてる件
私自身がフリーで活動するようになって、様々な分野のプロとかかわることができましたが、逆にプロって呼ばれている人ほど仕事は妥協することが多いです
もちろん仕事の中身がいい加減というわけではなく、いい意味で線引きができているのです
私が考える素人とプロの違いというのは、素人というのは予算や手間や時間を最大限際限なく突っ込んで最高のものを作ろうとします
プロというのは逆に予算や時間といった限られた制約の中で一番良いところで妥協するという人種なんですよね
ブラック企業がよく言ってるのはこの定義を逆にはき違えているからこそ利益率が下がって苦しくなると感じます
プロってのは本当に妥協して区切りをつけないといけないですし、そういう人たちは限られた条件での妥協を高速回転することで高い利益率をたたき出すという人が多いです
そしてお金でも安い給料であれば断るか悪い意味での手抜きを行って二度と頼まれなくするということをやって自衛していますし、むしろ安い金ではまともに動かないという人ばかりです
ブラック企業が「プロは妥協するな!」って出す理想像って、本来のプロとは正反対の存在であり、そういったことを知らないと上司がろくに知らないイメージを押し付けてきたのをうのみにしてしまい、やればやるほど本来の意味とはかけ離れていって苦しくなるのです
終わりに・妥協を許さない職場は勘違いをしたバカ連中の巣窟だ!
そういうわけで仕事で妥協を許さないというのは、プロではなく素人の勘違いと断言できます
一言で言ってしまえばついていく価値もないバカということであり、最初から人をだまそうとする詐欺師ではなく、元から何もわかってないバカということです
はっきり言ってそんなところで働いても自分自身がしんどいだけで利益率を上げたり回転率を上げることもできないので利益が少なくなり、それに伴いブラック企業になってることが多いです
妥協をしないというのは手を抜くこととごっちゃにしてる人が多いですが、悪い手抜きではなくいい意味での妥協をできる職場を探したほうがいいと断言できます